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中日防衛相、4年ぶり会談
2007 -8 - 30 16:00

 日本を訪問した中国の中央軍事委員会の副主席でもある曹剛川国防相が30日、日本の高村正彦防衛相と会談し、双方は、これからも両国の防務交流を強め、相互信頼を促していくことに同意し、また多くの防衛面での交流事項について共通の認識に達した。

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  席上、曹国防相は、「今年は中日国交正常化35周年に当たり、中日関係は重要な発展のチャンスを迎えており、また、一部のチャレンジにも直面している。台湾問題は中国の核心問題にかかわることから、中国は台湾問題の平和解決に最大の努力を払っていく。日本側が台湾問題の持つ敏感性を認識し、中日間の三つの政治文書の原則に則り、一つの中国という政策を守り、台湾とはいかなる政府間関係をも持たず、さらには"台湾独立"勢力にいかなる誤ったシグナルをも送らないよう中国側は期待している」と述べた。

  高村防衛相は、「中国国防相の10年近くぶりの日本訪問は、日中両国の安全保障分野における相互の理解、信頼と交流にとって重要な意義がある。双方は協力を強化し、両国の戦略的な互恵関係の内容を充実させ、二国間関係の全面的発展を促していくべきだ」と述べたあと、両国間の三つの政治文書が示した立場を堅持し、台湾独立を支持しないとの日本側の立場を表明した。

  中日防衛相会談は、03年9月に曹国防相と石破茂防衛庁長官(当時)が北京で行って以来四年ぶり。中国国防相の来日は9年半ぶりとなる。 

 曹国防相は30日午後には、安倍晋三首相、町村信孝外相とも会談する予定。

(編集:章坤良 写真:国際オンライン) 

 
 
 

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