胡錦涛国家主席は29日から7月1日まで香港に滞在し、香港祖国返還10周年祝賀大会と香港特別行政区第3期政府発足式典に出席する。

　それに先立ち、胡主席はこのほど、中国人民解放軍香港駐屯部隊を褒賞した。

　席上、胡主席は、「香港駐屯部隊は国家の主権と統一、領土の保全、香港の安全を守る神聖な使命を果たす役割を持っている。防衛を中心とするさまざまな任務を履行し、『一国二制度』に基づいて特別行政区政府の執政を支持し、香港や香港市民を愛して香港の長期的繁栄や安定を保障していく」と要求した。

　一方、香港基本法国際シンポジウムもこのほど香港で開かれ、中国大陸や香港、澳門（マカオ）及び海外からの法律関係者100人あまりが出席し、香港の祖国復帰10年来の基本法の実施状況を振り返ると共に、香港のこれからの課題について討議した。 　

　全人代常務委員会香港特別行政区基本法委員会の梁愛詩副主任はシンポジウムで挨拶し、「�ｹ小平氏が打ち出した『一国二制度』の偉大な構想に基づき、香港の祖国復帰を実現し、中国人の政治的な知恵と包容力を表した」と語った。

　香港特別行政区政府政治制度事務局の林瑞麟局長は、「香港が復帰してこの10年来、外国政府や国際メディア、それに香港市民はいずれも、『一国二制度』の構想は実施でき、非常に効果的なものだと認めている」と述べた。

（章坤良　写真；新華社）