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国際アニメ博覧会、来月上海で開催 「今回の交流は意味深い」=布川郁司氏
2007 -5 - 25 9:28

 上海華東師範大学で開かれた記者発表会によると、「第3回中国国際アニメ・漫画・ゲーム博覧会」が6月28日から7月2日まで上海展覧センターで開催される。

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 記者発表会

 中国国家アニメ・漫画・ゲーム産業振興基地会議展示部主任(部長)周正氏が記者発表会で、同博覧会を開催するのは中国のアニメ漫画・ゲーム産業の全面的な発展を促進するため、「オリジナルを奨励し、産業を発展させる。専門の国際交流の場を作る」ことをテーマとしたと明らかにした。

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 上海文化放送映画・テレビ管理局副局長張哲氏

 上海文化放送映画・テレビ管理局副局長張哲氏が、今回の博覧会には、日本、韓国、アメリカ、フランスなど12カ国と地域における200あまりの企業が出展し、出展面積は2000平方メートルに及ぶと見込んでいると述べた。  

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 展示部主任(部長)周正氏(左)

 同博覧会開催中にまた、「アニメ・漫画・ゲームのビジネス産業国際フォーラム」も開かれ、政府部門、世界のベンチャーキャピタル企業、アニメ専門家らが国内のゲーム機市場の管理と発展、アニメ・漫画・ゲーム産業と投資などをテーマに討論する。

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 挨拶するぴえろ代表取締役の社長、布川郁司氏

 日本株式会社ぴえろ代表取締役の社長、布川郁司(ぬのかわ ゆうじ)氏が席上、「欧米、アジアなどの国々で言葉がそれぞれ違うが、アニメへの理解に共通点がある。そこで、今回の交流は本当に意味深いものだ」と語った。 

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 インタビューに応じる布川氏

 展覧会期間中に、布川氏は「アニメ芸術と市場」を題する講演会を行う予定。

(章坤良 写真も)

 布川氏略歴  

 1967年、アニメーション会社朋映プロ入社。アニメーターとして、『宇宙少年ソラン』『冒険ガボテン島』等に加わる。その後、虫プロ、スタジオジャックなどを経て、竜の子プロダクションに入社。アニメーターから演出家となる。主な作品として、『カバトット』『タマゴン』『いなかっぺ大将』『てんとう虫の歌』『キャシャーン』『タイムボカン』『ヤッターマン』など、多数の作品を担当する。1977年、スタジオぴえろを発足、『みつばちマーヤ』を手がけ、1979年株式会社スタジオぴえろ設立。

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