上海市食品薬物監督局が23日、このところ、上海の大型飲食チェーン店で貝料理のメニューにでる「福寿螺」をチェックした結果、広東住血線虫という寄生虫を見つからず、すべて合格だと発表した。
問題の貝料理「福寿螺」
上海の2大水産品市場である銅川水産市場と滬西水産市場では安全性への配慮から、8月17日より福寿螺の販売を自主的に取りやめている。
一方、北京市衛生局は21日、広東住血線虫症と診断された市民が70人に達したと発表した。北京友誼病院によると、同院では6月24日に市内初の広東住血線虫症患者を付属熱帯医学研究所に受け入れて以来、これまでに39人が入院治療を受けている。
「食い倒れ」と呼ばれる広東省では、北京事件後広州市の大部分の水産卸売市場では感染源である「福寿螺」を買い求める人は大幅に減ったものの、販売は依然として続いている。
(章坤良 写真:人民網)
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