古武道と創作エイサーを取り入れたダイナミックなパフォーマンスを繰り広げる「風之舞」や沖縄の民謡とポップスを融和させた女性ボーカルグループによる「ＣＯＩ―ＮＡ」の歌声が響き渡っていたーー。

　沖縄への観光誘客として「沖縄の夕べ」が２７日の夜、上海市内のホテルで開催された。

（稲嶺知事）

（左から呉副主任、石井首席領事）

　 席上、沖縄県の稲嶺恵一知事、上海市人民政府外事弁公室の呉金蘭副主任、在上海日本国総領事館の石井哲也首席領事がそれぞれ挨拶し、今後、産業・経済交流の拡大により、文化・学術、国際交流などの分野においてもさらなる関係の強化、発展を期待すると友好のムードを演出していた。

 　上海市政府、中国側航空会社や旅行社、マスコミ関係者等２００人あまりが出席した。

　稲嶺知事一行は２８日、上海市の韓正市長と会見し、２９日に上海から沖縄へ帰任する予定。

　 沖縄と上海とは、2000年8月に就航した定期航空路線（中国東方航空）や2005年8月に開通した定期貨物船で結ばれており、上海は沖縄から中国へのゲートウェイとして、観光やビジネスの拠点の役割を果たしている。

（章坤良　写真も）