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『マラソン外交』を通じて、中日友好を深め
2006 -5 - 29 9:57

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走り始めた選手達

 

27日午前8時、スタート音とともに、中国揚州・2006鑑真国際マラソン大会が揚州維揚広場でスタートした。中国陸上競技協会、江蘇省体育局、揚州市人民政府、日本西武新聞社が主催し、江蘇省人民対外友好協会が協賛したもので、日本、アフリカ、ヨーロッパ、中国など数カ国の929人の選手が大会に参加した。そのうち、ハーフマラソンに参加した選手は318人、ミニマラソンに参加したのは431人、ウォーキングに参加したのは180人だった。最終的に、徐州選手の李栄田さんがハーフマラソン男子一般の部のチャンピンになり、揚州マラソン大会史上の初優勝者となった。日本選手のRUTHさんは女子一般部のトップとなった。今年、日本を代表して国際マラソンに参加する嶋原清子選手は女子一般の部の6位となった。在上海日本国総領事の隈丸優次氏、揚州市副市長の孫永如氏、日本西武新聞社社長の山田昌夫氏、大会実行委員長の鑑真蓮子女史も同大会に参加した。

 

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上海長橋チーム、366号選手が82歳のランナー

 

2006鑑真国際マラソン大会は男女一般の部のほか、60歳以上、中学生、小学生の部もあった。年齢がもっとも高い人は上海長橋チームの今年82歳になる老人だ。「私は今年82歳、丈夫な体があるのはランニングのおかげだ」というスローガンをかざしながら、ハーフマラソンを最後まで走った。走った後、記者に対し、「いろいろなマラソン大会に参加したことがあるので、平気だ」と語った。

 

大会会長、日本西武新聞社社長の山田氏によると、昨年12月31日、揚州大明寺で鐘をつくことがきっかけとなり、今回の鑑真マラソンを始めたという。鑑真精神を養って、若い人を教育しよう、世界に市民マラソンを押し広げることが目的である。

 

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在上海日本国総領事の隈丸優次氏

 

ウォーキングに参加した在上海日本国総領事の隈丸氏は「鑑真のふるさとでマラソン大会を開催するのは非常に意味がある。鑑真大和上は日本人にとって、なじみな深い人で恩人と言える。そして、鑑真マラソン大会に参加できるのは非常にうれしい。また、マラソンを通じて、揚州のような都市、江蘇省など中国の都市をより多くの日本人に紹介し、中国人も日本へ行って、日中交流が深まるようになる。マラソンは民間外交にとっていいチャンスだ」と述べた。

 

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同大会実行委員長の鑑真蓮子女史

 

同大会実行委員長の鑑真蓮子女史は「日本では、毎年1500回のマラソン大会が開かれているが、中国は北京、上海、大連、アモイ、揚州の五カ所だけだ。今回の大会を通じて、より多くの国民がマラソンに参加してほしい。揚州マラソンは今回が初めてだが、今後、ブランドにして、中国のマラソン選手の育成を目指す。そして、『マラソン外交』を通じて、中日友好を深める。」と表明した。

 

また、2009年建設予定の『鑑真仏教学院』設立のためのチャリティー・イベントとして、今大会の収入の20%を同学院に寄贈する予定だ。

 

(曹 俊=揚州 写真も)

 

 
 
 

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