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外国のキャラクターが中国市場で6億元を
2006 -3 - 25 10:01

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 ピンク色のHello kitty携帯電話、ミッキーマウスの耳が付いているパソコン、白雪姫の画像がペイントされているカラーテレビ、無邪気で可愛いクマのプーさん(Winnie-the-Pooh)のDVD・・・。これらの子供たちが聞き慣れて詳しく話せるアニメのキャラクターが現在、各種の電子製品の上に載っている。同じ性能の「キャラクター無し」の製品より明らかに高いものの、多くの若者は依然としてキャラクターのために金を出すようだ。

 市場調査によると、年齢別に見ると、現在、キャラクター付きの携帯電話の消費者は主に2種類に分けられている。15歳―28歳と40歳以上の消費者である。後者の購買目的は、主に子供にプレゼントするためである。キャラクター付きの電子製品が好きな成人が子供よりさらに購買力があるため、有名なブランドの授権を得て、消費者に熟知されているキャラクターを貼ったすべての電子製品は、売上高が一般的に20%―30%増加させることができるという。

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 将来、中国のキャラクター付きの電子消費品市場は、等比級数のように成長するとみられている。統計によると、スヌーピー(snoopy)、ミッキーマウス(Mickey Mouse)、ハローキティ(Hello kitty)、Pikachu、ドラえもんなどのキャラクターだけで、毎年容易に中国市場から6億元を「奪った」。残念ながら、これほど巨大な市場を前に、中国本土のアニメのキャラクターは、意外にも沈み込んでしまっている。

 国内のメーカーがさらに外国のキャラクターブランドに熱中するのは、外国のキャラクターが国内のキャラクターより知名度を持っているためである。アニメのファンによると、「孫悟空の携帯電話」は想像し難いようだが、淡い色合いでペイントされた「孫悟空の携帯電話」があれば、1台手に入れたい。私たちの民族的なアニメの精華を現すためだという。

 現在、国内のキャラクター電子製品市場は発展の初期にあり、潜在的なニーズの規模は電子消費市場全体の約2%を占めている。2006年、同市場のニーズの規模は120億元前後で、特にテレビ、CD再生機のような高価値製品のニーズが主で、今後3年間で市場の年平均成長速度は110%以上に達する見込みであるという。専門家は、中国のアニメの「産業チェーン」を作るため、政策の奨励以外、国内企業はブランドの選択、適当なパートナー探しとブランドの建設などの面で、共に力を尽くしていく必要があると指摘している。

(編集:高冠毅) 

 
 
 

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