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世界一の斜塔、「護珠宝光塔」
2006 -2 - 12 9:39

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 「世界一の斜塔」は、イタリアのピサの斜塔ではなく、上海松江にある「護珠宝光塔」であることを知っているだろうか?このほど、上海を40キロメートル離れる松江の天馬山にある約1千年の歴史を持つ古い塔を訪れた観光客数が少なく、寂しそうな雰囲気をかもしだしている。

 天馬山の形は、翼を広げて飛んでいる天馬のように、松江の9峰12山の中で面積(約95ヘクタール)最大で、海抜(99.8メートル)最高の1基の山であり、昔には山に多くの寺があったため、「焼香の山」とも呼ばれていた。

 しかし、天馬山で最も著名なものは、山の中腹にある高さ20メートルの「護珠宝光塔」である。同塔は、北宋元豊2年(1079年)に建てられ、南宋紹興27年(1157年)に高宗が五色の仏舎利を塔内に収め、後代の人が仏舎利の光がよく見えると言ったため、「護珠宝光塔」と呼ばれてきた。歴史的には、塔の煉瓦の隙間に宋代の貨幣が見つかり、このため多くの人が煉瓦を外して宝を捜しに来た。このため、塔は次第に東南へ傾いていったという。傾斜度は6度51分52秒となり、塔の先端は2.27メートル逸れている。現地の人は、「斜塔」という俗称を加えた。権威部門の調べによると、同塔は、イタリアの「ピサの斜塔」に比べても1度多く傾斜しており、「世界一の斜塔」と称されている。

(編集:高冠毅) 

 
 
 

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