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上海万博 シンボル的な建物を建設せず
2005 -11 - 27 15:01

上海万博事務協調局副局長の周漢民氏は26日、「2010年中国上海万博は、シンボル的な建物を建設せずを目標として、人間の未来を深く考えることを上海万博の『遺産』にして、次世代に伝えると述べた。

 

復旦大学日本研究センターが開いた第15回国際学術シンポジウムで語ったもので、同氏によると、現在、上海万博の機能を三つ位置付けた。@都市を新たに計画し、国家のイメージチェンジを図るA「和して同じならず」という主旨で、世界多元化文化、最新の科学技術と理念を展示するB将来の人類の発展の兆しと啓発とする。

 

周漢民氏は「上海万博はいかなる『シンボル的な建物となる』プロジェクトも設計しない。シンボル的な建物を建設することで、人々が上海万博を忘れないためのシンボルにしないよう希望する」と述べた。

 

このアイデアは、会議に出席した日本2005年愛知万博のチーフ・プロデューサーの福井昌平氏の賛同を得た。福井氏は「19世紀末のロンドン、パリの万博と異なり、今の万博は『物』の展示に注目せず、人間の自然、社会及び未来への態度を表すことにある。このため、水晶宮、エッフェル塔のような建物を万博の目標にするわけがない。『愛・地球』をテーマとする愛知万博が閉幕した後、多くの会場が取り除かれ、現地は元の森林に戻る」と語った。

 

「都市、生活を美しく」をテーマとする中国上海2010年万博は、2010年5月1日から10月31日まで開かれる。黄浦江両岸の5.28平方キロの万博計画用地は、万博史上、会場面積として最大のものである。万博局によると、184日間の万博期間中、200カ国の組織と企業が出展し、7000万人の入場者が訪れ、出展メンバーと入場者数の記録を更新する見通しという。

(編集:曹 俊)

 
 
 

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