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上海市新聞出版局は「民主と法制時報」に行政処罰 
2005 -9 - 2 10:18

 「上海街頭で、日本人がホステスを殴打」との報道に対し、上海市新聞出版局は同報道を掲載している「民主と法制時報」社に行政処罰を課することが2日までに分かった。

  8月30日、「民主と法制時報」に同紙記者の記事「上海街頭で、日本人がホステスを殴打」が掲載した後、新浪ネットなどの商業ウェブサイトが同記事を転載した。

  1日、上海市公安局長寧支局のスポークスマンは、次の声明を発表した。

  2005年8月30日、新浪ネットなどの商業ウェブサイトが転載した「民主と法制の時報」の記者・王敏氏の文章「上海街頭で、日本人がホステスを殴打」は、事実をゆがめており、当局は次の通り声明する。

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                    新センチュリープラザ

 今年7月11日の午前11時ごろ、A(仮名=女性、24歳、新センチュリープラザの居酒屋「栄」の従業員。上海の一時滞在者)は、同日午前1時ごろ、B(仮名)という日本男子(上海の日本独資会社従業員)に殴られ、傷を負ったと当局新虹橋治安派出所に届け出、警察に捜査と処理を求めた。

  当局が捜査したところによると、今年3月、Aが勤めている「栄」でBと知り合い、その後、双方は恋愛関係になった。事件発生前、Bが何度もAにノート、腕時計、ダイヤの指輪などを買い、さらに日本語を学ぶ費用を支払った。7月10日晩8時ごろ、Bは「栄」に酒を飲みに来た際、Aは恋愛関係を終えようと、故郷に夫と双子がいるとウソをついた。Bはひどく憤慨し、Aが自分の感情をもてあそんだと感じた。翌日午前1時ごろ、BはAに自分の住居に来て事情を説明するように求めたが、拒絶されたため、怒りでAを殴り、Aのバッグを取った。同日、BはバッグをAに返した。同日、病院がAの負傷状態を調べたが、結局軽微な傷だった。

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                   新センチュリープラザ付近

  両者の紛争に対し当局は、Aの傷の程度が軽微であったため、「治安管理処罰条例」の関連規定によって仲裁を行ったが、双方が弁償額について一致しなかったため、仲裁に至らなかった。8月25日、当局は「治安管理処罰条例」の関連規定によって、他人に軽微な傷を負わせたBに対して治安の警告処罰をした。

  当局は「上海街頭で、日本人がホステスを殴打」の記事の中で2人が恋愛関係ではなく、BがAのバッグを強奪し、Aが重傷を負い、警察側の処罰が肝腎な点を避けたなどの報道内容が、事実と合致していないと考える。当局は特に事実を明らかにし、見解を正す。広大なインターネット利用者が事実と合致しない報道に惑わされないことを望む。同時に、当局は情況により文章を書いた記者の法律的責任を追及する。

(章坤良 写真も)

 
 
 

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