初の大規模中露合同軍事演習が25日終了する。7日目の24日、中国の山東半島や周辺海域で、上陸作戦の訓練を行った。
同日、強雨などの悪天候に見舞われたが、露軍からは、駆逐艦や対潜水艦作戦用艦艇、上陸用艦艇などが出動。中国軍からは、艦艇や陸上部隊、特殊部隊などが参加。
「平和の使命・2005」中国とロシアの合同軍事演習に参加している両国の軍隊は、上陸作戦訓練を成功裡に行なった。
中国の曹剛川国防相は同日青島で、「中国とロシアが初めて行っている合同軍事演習は、地域と世界の平和と安全の擁護にとって重要な現実的意義と深遠な歴史的影響を持っている」と述べた。
イワノフ国防相は、「ロシアと中国が行っている合同軍事演習は、両国の戦略的協力パートナーシップが新たな発展段階に入ったことを物語っている」と応じた。
今回演習について、中露両国は、「第三国に向けたものではない」と強調している。
25日までの演習は、紛争国家に平和維持軍を派遣し、強制的に戦闘を停止させるシナリオで行われている。その中で、露軍の超音速爆撃機Tu22Mや戦略爆撃機Tu95が海上の「標的」を巡航ミサイルで攻撃する予定だ。
(章坤良 写真:新華社)
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