世界シェア約32%〜32%をもっている、中国に限定すればシェアがもっと高い工業用ミシンメーカー最大手のJUKI(ジューキ)新商品初の海外発表会見はこのほど上海の世貿商城(上海マート)で行われた。
中国総代表の河野(左)と〈上海〉産品服務の宮下氏(右)
同社中国総代表の河野広志氏、重機〈上海〉産品服務の宮下尚武総経理らが同発表会見に出席した。
河野氏は「お客さまの生産性向上を支援する縫製ラインの工程改善指導やアフタサービス活動をより充実させるための拠点体制の見直しを行い、一人一人の営業・技術スタッフが中国のお客様のご満足につながる活動を推進してまいります」と挨拶した。
同氏によると、JUKIは中国と関係は大変古く、1956年の国慶節に周恩来首相からのお招きにより、当時の山岡憲一社長が中国を訪問して以来、中国とのお取引を始め、北京駐在員事務所、上海にサービスセンターを設立したという。
席上、同社は3年前より販売している世界初のドライミシンMO6100Dと実質ほぼ同じ性能ながら低価格で提供できる油漏れを防ぎ、従来の回転速度を保った高速セミドライヘッドオーバーロック/インターロックミシンMO-6700Dシリーズを同日発売すると発表した。
JUKIでは現在、中国向けの工業用ミシンを新興重機工業(河北省)、重機上海工業(上海市)、JUKI大田原(栃木県)、中島製作所(島根県)という日中の四子会社で生産しており、いずれもフル操業に近い状態にある。
(章坤良 写真も) A
|