「かつて江沢民、李瑞環などの国家指導者らがここの火山口国家森林公園を視察に来ました。最近、日、韓の専門家もよくここに足を運んできました・・・」 （牡丹江＝章坤良　写真も）

　火山口国家森林公園のガイド・韓英さん（24）は観光客の案内で忙しい毎日を送っている。

　　　　　　　　　　　　「1万年前、ここから噴火されたのですよ！」

　 同公園は、黒竜江省南東部にある。約一万年前の火山の噴火によって形成された火口に長い年月をかけて形成された原生的な森林を観光の目玉としている。この地域の森林は、チョウセンゴヨウマツを主とした針広混交林で、また天然の長白カラマツもあり、その母樹林に指定されている。

　同公園から20キロ離れたところには世界でも有名な鏡泊湖がある。火山の溶岩が牡丹江に流れ込むことによって形成した湖であり、南北の長さは約50キロ、最も広いところの幅は9キロ、湖沼地帯の面積は90.3平方キロ、水域面積は89.7平方キロ、深さは平均40メートル、最も深いところの深さは62メートル。

　湖の中には大小の島々がそびえ立つ山のようにあちこちに点在している。昔は「忽汗海」と称されたことがあるが、明の時代から鏡泊湖と称されるようになった。

　　　　　　　　　　　　　故�ｹ小平氏が泊まっていたホテル

　湖の両岸には「外八景」と称される景勝地が８カ所もあり、美しい昔話が伝わっている。また、昔からの文化遺跡と現代革命史の旧跡が数カ所ある。故�ｹ小平氏は「鏡泊の景観」と書き残している。

　1982年に国務院によって指定された国家クラス第１陣44ヵ所の重点景勝区の一つとなった。ホテルや保養所が70余カ所もあり、数多くの国の指導者を接待したことがある。遊覧船、モーターボート、ペダル式ボートが百隻余り用意されている。年間観光客を延べ100万人受け入れているという。 　

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