「万博フォーラム・上海石庫門遺産保護と文化伝承」が、記者会見を開催
「石庫門」建築は、上海の近代史における重要なシンボル
13日明らかになったところによると、2010年上海万博初の上海区・県一般フォーラムが17日開催される。同フォーラムは、「上海石庫門遺産保護と文化伝承」をテーマに、党上海市委員会宣伝部、上海万博局、上海市盧湾区政府、上海市文化ラジオ・テレビ・映画管理局と上海市文物管理委員会が共催する。
「石庫門」建築は、上海の近代史における重要なシンボルである。中国共産党第1回大会開催場所、漁陽里から新天地、田子坊、歩高里まで、その独特な魅力は国内外の観光客が訪れ、上海石庫門文化の重要な伝承先になっている。
17日開かれる万博フォーラムで、各専門家・学者は「石庫門」を巡って、都市遺産保護・伝承、革新利用などを検討する。また、「上海石庫門スキル」を国家クラスの無形文化遺産名簿に申請し、「上海石庫門文化研究センター」を設立し、「上海石庫門ウェブサイト」を開通して、『上海石庫門共識』を達成する。
注:
「石庫門」は枠を石で築いた表門で、「石庫門建築」は、黒いうるし塗りの正門と中庭があり、住宅の奥へ入ると「客堂」(客間)であった。その後ろにはかまどのある炊事場があった。一般的には2階建てで、2階の前方部分は「客堂楼」と呼ばれ、炊事場の上となる後方部分は「亭子間」(上海特有の2階建て住宅の中2階の部屋)と称された。亭子間の上には、さらにベランダが設けられていた。石庫門建築の住宅が並んで「弄堂」(横町、「里弄」とも呼ばれる)が構成された。その中間は「総弄」、両側に分かれた住宅の間は「小弄」と、それぞれ呼ばれた。
(編集:曹 俊)
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