20日に授賞した2008年度上海文芸創作と重大文化イベントの中で、一部の劇はかつて文化部の優秀輸出文化商品賞を受賞し、これら「上海製造」の中国文化商品は、上海から出発し、世界のステージまで進み、かつ自身の独特な民俗言語と芸術的特徴で、鮮明な東方芸術標を立てたという。
中国文化商品の輸出は世界総量の0.3%しか占めていない時期があった。中国の文化貿易輸出の赤字はさら拡大し、どのようにして中国の文化商品を西方のメーンストリームに入らせるかということは、中国文化戦略の安全に関わる課題だ。
言語疎隔のない肢体芸術は、成功の包装・企画を通じて輸出に成功することはもっともなことだ。舞台劇『ゼブラ』は、中国史上初のすべて動物の役の劇で、中国版の「キャット」と呼ばれた。同劇のストーリーは分かりやすく、一種の感情貫通性もあり、世界各国の視聴者の心を捉えた。
同劇が日本でツアーをできるようになれたのも、上海演芸総社が日本公演会社に頼ったためだ。上海演芸総社は、日本ICSコンベンションデザイン会社が上海で事務所を設置したと聞くと、直ちに東方舞踊団の出演した「ゼブラ」の関係資料を発送した。同劇は、優れた舞踊、感動させる音楽、悲しいストーリーで日本公演会社を感動させた。2007年8月11日から21日までの間、中日友好交流正常化35周年の際、「ゼブラ」は日本で商業ツアー15場の公演を成功させたという。
専門家は、京劇「ハムレット」でも、曲芸バレエ「白鳥の湖」でも、そして舞台劇「ゼブラ」でも、これら演劇の輸出の成功は、一つの道理を解き明かしたとしている。文化創作は、すでに産業化時代に入り、いくつかの面の協力、協調が必要とされる時代に入り、専門家の溢れた智恵・才能があってこそ、各創作・輸送の段階を満たすことができ、我々の優秀な文化商品を国際ステージに輸送でき、異なる人種の視聴者を、我々の芸術に感動させられるという。
(編集:兪静斐)
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