儒学者でもあるアメリカ・ハーバード大学の杜維明教授はこのほど中国の杭州で、当面、西側以外の地方では、現代化が比較的良く実現されているのは東アジアであり、その中で儒学の文化がこの地区の発展を促してきたとの見解を示した。
杜維明教授は儒学の研究では権威的な人物であるが、これは浙江大学で述べたもので、杜教授は、「ここでいう東アジアとは日本、韓国、中国大陸と台湾、香港、マカオ地区、および東アジアの一部の中国人社会のことである。この地区は儒家文化圏とも呼ばれており、儒学と儒家の伝統的文化はこの地区の発展で建設的役割を果たしてきた。儒学は今では、封建社会、農民経済、家族制と権威的政治を主な制度とした考えだけではなくなり、まったく新しい姿となっている」と述べた。
(CRI)
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