３０日発表された第４回中国国民読書調査結果によると、読者に最も好まれる作家ランキング１位は、香港の武侠小説の作家・金庸である。上位１０位は金庸、巴金、魯迅、瓊瑶、賈平凹、老舎、古龍、冰心、余秋雨と曹雪芹の順となったという。

　中国出版科学研究所が行った「中国国民読書調査」は１９９９年からスタートし、それ以後２年ごとに１回行われている。１９９９年、２００２年と２００４年に続き、２００５年末から２００６年の始めまで、第４回国民読書と購買傾向大規模サンプリング調査を行った。

　調査結果から見ると、上位１０位の作家はほとんど変わらず、順位だけ変化した。１０人は文壇で名高い文学大家、香港・マカオ・台湾の武侠小説とベストセラーの作家と大陸の近代の有名な作家である。そのうち、香港と台湾の作家がかなり大きな割合を占めており、ここ数年来、図書市場で際立った現象でもある。

（編集：高冠毅）