10日間の公示を経て国家文物局は正式に金沙「四鳥繞日」金装飾品図案を中国文化遺産標識としている。
「四鳥繞日」の金装飾品は01年、四川成都金沙遺跡に出土、画面は4匹の神鳥が太陽をめぐり飛ぶ、専門家はそれを太陽神鳥と名付けている。これは今世紀において中国考古分野の重大発見だと見なされる。
国家文物局弁公室の彭常新主任によると、中国の有名な専門家により共同で推薦された金装飾品図案は構図謹厳、線が流暢で、美感に富み、古代人民の「天人合一」の哲学思想、豊富な想像力、非凡な芸術創造力と完璧な技術水準の素晴らしい結合だと考えられる。
公示期間に求めた社会大衆の提案と結び付け、同局は中国文化遺産標識の上部に中国語簡体字の「中国文化遺産」、下部に漢語表音案の「ZHONG GUO WE
N HUA YI CHAN」を採用、各民族自治地方は現地少数民族文字を使用、対外往来において英語のCHINA CULTURAL HERITAGE、またはほかの国の文字を使用することができる。標識基準色彩は金色で、需要に応じてほかの色の採用を認める。
中心位置の金装飾品文物図案は文字と合わせて使用するほかに、単独使用を認める。
専門家によると、同図案は古代中華民族が太陽を崇拝する芸術的表現形式の傑出な作品で、体現している光明追求、団結進歩、調和包容の精神寓意は中国政府と人民が祖国文化遺産を保護する強烈な責任感と神聖の使命感を示している。これを中国文化遺産標識とすることは中華民族伝統文化の強大な凝集力と向心力、中華民族の自彊、向上の精神風貌を体現。
国家文物局弁公室の王軍副主任は中国文化遺産標識は発足後、文物保護、研究、収蔵といった分野において使用されるほかに、管理規定に基づき商業分野に用いることもできると語った。
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