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写真説明:ある国際フォーラムの会場内、同時通訳が働いている
「全国で毎年、同時通訳試験に合格できる人は2人以下だ」。上海で第18回世界通訳大会に出席した中国通訳協会常務副会長の郭暁勇氏が慨嘆した。中国経済の高速発展と合致することなく、現在は高水準の通訳人材が少ないという。しかし、人々は通訳という職業に対する理解は、「外国語が分かる」という程度に留まっている。
人材のとても少ないため、同時通訳の給料が高くなっている。現在、4000元―5000元/時の給与は、単なるビジネス同時通訳の状況だ。ハイテク・医療・法律・外交などにわたる専業の同時通訳人材は、法外な値段で求めにくい。国際通訳連合会副主席の黄友義氏は、中国の専業通訳の人材が少なく、伝統的な外国語の教え方と人材の選び方のせいだと指摘した。「良い通訳は言語能力があるだけでなく、文化の理解と専業知識の蓄積もあるべきだ」
通訳は文化についての理解の要求が高い
中国通訳界の権威として、黄氏は人々が通訳という職業に対して誤解があることに驚いている。「今まで、外国語が分かれば、通訳ができると思う人がたくさんいる。しかし、彼らは通訳が文化理解も要求されていることを見落としている」。黄氏は、文学翻訳の中で、翻訳者が違う文化を理解・融和する能力は、決定的な作用があると語った。「一つの例をとると、A:Want to have a drink?(ビールを飲みたいか?)B:Why not! 多くの人はBの言葉をそのまま『もちろん』と訳した。意味は正確だが、翻訳では不合格だ。もし『あれば飲もう!』を訳し直せば、中国らしいのではないだろうか」 国際通訳家連盟議長のピーター氏は、文学の翻訳の「ゆったり度」に比べ、技術通訳は従事するものにとって厳しい試験だ。「技術通訳はいかなる違いも許されない」。たとえば、ハイテク・医療・法律・外交などの専業は、国家の利益・企業の存亡・個人の安否に関係する。大量の専業術語に対して、同時通訳者がまたたく間に正確な反応をするのは、ただの言語基礎技能だけでは実現できない。
国内の通訳人材はまちまちだ
6年かけて、国際通訳連合会を説得し、世界通訳大会を初めてアジアの都市で開催させた黄氏は、「これは中国通訳界が専業化に進むきっかけだ」と表した。統計によると、2003年から全国通訳専業資格(水準)試験が設立されて以来、6.5万人が申し込んだが、最終試験に合格した人は1.1万人のみだ。その中で、大部分は初・中級に集中し、市場の通訳人材要求を満足させてはいない。
黄氏は資格が認められた少数の高級通訳人材でも、大部分は大学・政府・対外機関に集中している。市場には「流通」しない。その他、現在、国家は通訳をする人に対して、会計師・弁護士のような明確な規範標準がないので、全体水準のバラツキと給料の差が大きいことになった。その状況で、専業化分業は言うに及ばずだ。「一人の通訳がどんな仕事も受けても、何もよくできなかった」。黄氏は、多くの会社は対外ビジネス交渉をする時、通訳専業がおらず、両方の意見が合わないことも出て、損も受けた。
専業化の建設をし続ける
全国通訳資格(水準)試験組組長の郭暁勇氏は、世界通訳大会を上海で開催したのは国内通訳界に一つの信号――専業化に近づくことだ、と語った。現在、通訳職業資格認証や職務評定を主管する中国外国語局と中国通訳協会は、次々に新しい評定政策を出し、業界を規範化するためだ。「昔は職務評定は専門家委員会の評定だけが必要だったが、今は統一試験を受け、個人の業績によって評定する。」
この他、社会に通訳サービスを提供する企業も資格認証の列に入った。個人の職業資質・企業の行業資質を保証して、共に国内の通訳業を規範化する。
(編集:趙 晶)
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