新華社北京発
国家版権局の関係責任者は7日、「中国は五輪競技及び関連イベントを許可無しに放送するインターネットとモバイルプラットホームに厳罰で臨み、更にそれを2008年インターネット著作権侵害?違法コピー撲滅特別活動の重点に据える」と表明した。
国家版権局は授権を得ずにインターネットを通じ、五輪聖火リレーを不正に放送する「爆米花」などの動画サイトに直ちに著作権侵害を中止するよう命令を出した。中国が五輪競技及び関連イベントを不正に放送する行動を止めるのは今回が初めてだ。
国家版権局、工業和信息化部、国家広播電影電視総局は7日、記者会見で共同で出した『インターネットを通じる五輪競技及び関連イベントの不正な放送厳禁に関する通達』を公表した。通達で言う放送はインターネットあるいはモバイルプラットホームを通じて五輪競技及び関連イベントを同時または非同時に送信する行動を指す。
通達によると、各地方は所轄域内の許可、登録されたインターネットとモバイルプラットホームに対する管理監督を強化する必要がある。五輪競技及び関連イベントを不正に放送するインターネットとモバイルプラットホームを見つけると、版権当局は法に基づいて厳しくスピード処分する。
通信管理当局は版権当局が認定した違法情況を踏まえ、法に基づいて接続停止やサイト閉鎖などの罰則を適用する。放送テレビ管理当局は所轄域内の『インターネットによるAV番組送信許可証』を持つインターネットとモバイルプラットホームに五輪競技及び関連イベントの信号を規定に違反して利用しないよう指導、監督、督促する。不正送信で犯罪を構成したインターネットとモバイルプラットホームに対して、その刑事責任を追及する。
第29回オリンピック大会及び関連イベントの中国本土及び澳門特別行政区でのニューメディア(インターネット、モバイルプラットホーム)放送権は国際オリンピック委員会(IOC)から中国中央テレビ局(CCTV)へ授与された。中央テレビ局の許可がなければ、いかなるインターネットとモバイルプラットホームも無断で放送してはならない。インターネットとモバイルプラットホームは中央テレビ局網絡伝播中心から授権をもらう形によって五輪競技及び関連イベントの信号を合法に使用することができる。
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