新華社北京　

 国務院は最近「国家知財権戦略要綱」を発表し、２０２０年は、中国を、知的財産権の創造、運用、保護と管理の水準の高い国家に育て、五年間に、独自知財権の水準を大いに高め、運用の効果を大きく強め、知財権保護の情況を顕著に改善し、全社会の知財権意識を高めるめどをはっきりと掲げている。 　

  要綱は前書き、針路、戦略目標、戦略重点、特別任務、戦略措置という５部分に分けられている。 　

 国家知財権戦略をかけ、大いに知財権の創造、運用、保護と管理能力を高めるのは、◇中国の独自革新能力を高め、革新立国を図る。◇社会主義市場経済体制を整備、市場秩序を整然し、信義社会をつくる。◇中国企業の市場競争力と国家のコア競争力を高める。◇対外開放を拡大、互恵?ウィンウィンを実現することに役立つ。知財権戦略を国家の重要な戦略に位置づけ、着実に知財権活動を強化すると、要綱は強調している。 　創造を励行、効果的に運用、法により保護、科学的に管理する方針にのっとり、知財権制度の整備に取り組み、良い知財権法治環境、市場環境、文化環境を営み、中国の知財権創造、運用、保護と管理能力を大いに高め、革新型国家と皆裕福社会の建設に力強いサポートを提供するという国家知財権戦略の針路を要綱は打ち出している。　　

一、知財権制度を整備し、知財権法律執行と管理体制を整え、さらに知財権法制度を整備、経済、文化と社会政策における知財権の方向性役割を果たす。

二、知財権創造、運用を促進し、財政、金融、投資、政府調達政策と産業、エネルギー、環境保護政策を運用、市場主体の知財権創造と運用を誘導、支持し、企業が知財権創造・運用主体になるよう促す。

三、知財権保護を強化、法的罰則を強化、権利維持のコストを引き下げ、権利侵害のコストを引き上げ、侵害の代価を高め、効果的に侵害行為を抑制する。

四、知財権の乱用を防ぎ、法律、法規を制定、合理的に知財権の限界を区画し、公平競争の市場秩序と民衆の法的権益を維持する。

五、知識を尊重、革新を尊び、信義・順法の知財権文化を培うと、要綱は国家知財権戦略の重点を掲げている。　　

　要綱は、特許、商標、版権、営業秘密、植物新品目、特定分野の知財権、国防知財権などの特別任務を明確にして、知財権創造能力の向上、知財権の実用化、知財権法制度の整備、知財権法律執行水準の向上、知財権行政管理の強化、知財権仲介サービスの促進、知財権担い手の育成、知財権文化育成の促進、知財権の対外交流協力という９戦略措置を掲げている。