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中国の食卓にフグ登場、上海でフグ毒研究が進む
2008 -3 - 8 16:30

  「死んでもいいからフグを食べたい」。人々の間でフグブームが広まっている。味が絶品のフグと言えど、毒を含んでいることに変わりはない。安全に食べるにはどうすればよいのか?実際のところ食用規範さえ守っていれば、フグは各家庭でも食べることが可能なのである。

  7日開かれた上海水産大学食品経済管理学科国際学術シンポジウムの中で、上海水産大学食品安全研究センター主任・食品学院院長の王錫昌教授は、水産大学は現在フグの持つ毒素分布について研究を進めており、フグの身体の各部分において約1年周期の監視測定を行っていると述べた。 また王教授は、種類・季節・体積・年齢が異なったフグにはそれぞれ異なった毒性を持っており、その毒性をどのように鑑別し、また食べる際の注意点は何かなどについて、すべて科学的データが必要になると述べた。

  日本のフグ養殖には厳しい安全監督・管理システムがあり、養殖場・稚魚・処理方法などすべてに厳格な規定が定められており、経営者と調理師もそれぞれに専門の営業許可や資格が必要とされている。

  王教授は特別許可の方式で、市民らに正規ルールでの食用フグを出すことに問題はないとし、科学的な捕捉、選抜、調理法とそれに関連した基準さえクリアすれば、1年以内に中国の家庭でフグを食べられるようになるだろうと述べた。

(実習編集:呉 恵伊)

 
 
 

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