薄熙来・商務部長は14日、中国政府は知的財産権保護を国家戦略に据え、コピー・権利侵害の行為を容赦なく処罰すると述べた。
薄熙来・商務部長は第5回中米知的財産権円卓会議午餐会でテーマ講演を行い、来賓たちに近年の中国の知的財産権保護の状況、効果を紹介した。
同商務部長によると、2005年、全国の公安当局は知的財産権侵犯の罪名で立件した事件が1799件と、同期比で52%増加した。そのうち、同期比46%増の1470件が摘発され、同期比56%増の犯罪容疑者2119人が逮捕された。事件総額が同期比366%増の12.8億元に達した。
中国検察機関は2005年に、知的財産権犯罪容疑者845人(同期比40.4%増)を逮捕し、968人(同期比51.7%増)を起訴した。1999−2005年、中国の各クラスの法院(裁判所)が毎年に受理した事件数、言い渡した犯罪者人数が年々増加し、計3倍余り増となった。
現在、全国の50都市は総合的知的財産権苦情センターを整備している。今年、苦情センターは1万5000件余りの苦情を受けた。
今回の円卓会議はグティエレス米国商務長官の訪中と重なった。中米双方の政府官僚、商工関係者は中国の知的財産権保護の現状、中米の同分野での交流、協力について討論を行った。グティエレス商務長官は開幕式であいさつした。
|