中国の李肇星外相は28日、クアラルンプールで開かれたASEAN・東南アジア諸国連合地域フォーラム外相会議に出席し、ASEAN地域フォーラムのあり方に関する見方を明らかにし、「中国は、地域内および地域外諸国との協力を拡大し、アジア太平洋地域の安全を共に維持していきたい」と述べた。
李肇星外相は、その中で「ASEAN
地域フォーラムは、アジア太平洋地域における最も重要な政府レベルの多国間安全保障の対話ルートとして、各国間の信頼を深め、新しい安全の脅威に対応し、地域の平和と安定を維持するために積極的な役割を果した」と語った。
李肇星外相はまた「中国は
地域フォーラムを極めて重視し、その活動に積極的に参加している。中国は平和発展の道を歩み、善隣友好の政策を実施し、平等互恵で、開放的、寛容な態度で、各国との協力を強め、地域フォーラムの健全な発展を推進させ、アジア太平洋地域の安全を共に維持していきたい」と強調した。
この日、李肇星外相はフォーラムに出席したアメリカのライス国務長官、ロシアのラブロフ外相、朝鮮のぺク・ナムスン外相、パキスタンのカスリ外相、イランのモッタキ外相とそれぞれ会談し、両国の関係や共に関心を寄せる国際問題や地域のホットな問題について討議した。
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