温家宝総理は３０日、人民大会堂で２００５年ノーベル賞受賞者北京フォーラムに参加してくれた一部の代表と会見し、中国は経済・社会発展の目標を達成する自信、能力、方法があると語った。

　 温総理によると、当面、中国経済発展の総体的情勢は良好で、中国は存在している矛盾、問題を解決し、現在の良好な情勢を強固にし、発展させる。中国は確固として社会主義市場経済改革をすすめ、体制メカニズムの革新を加速する。確固として対外開放を拡大し、より開放的な経済システムを建設し、国際競争力とリスク抵抗力を高める。確固として経済建設を軸に、経済実力、総合的国力を増強する。確固として科学的発展観を遂行し、新型工業化の道のりを歩み、生態系を保護し、節約型経済、節約型社会を建設し、経済、社会の全面的、持続可能な発展を促進する。確固として国民の根本的利益を第1位に置き、全国民に改革発展の成果を潤わせ、「皆裕福」を次第に実現する。確固として平和的発展の道のりを歩み、自力、改革革新に頼り、発展を実現し、平和的世界を維持し、共同発展を促進する。

　 中国は総人口１３億人の途上国で、自己ならではの国情がある。世界の視野から、国外の先進的経験を学び、参考にし、国際上の見解や提案を聞き入れ、中国の実情に立ち、いつになっても中国特色のある発展の道のりを歩む。

　中国は「小康社会（いくらかゆとりのある社会）」を全面的に建設し、近代化建設を加速する正念場にある。この時期は矛盾、問題が山積みしている段階で、希望に満ちた段階だ。中国は広く、潜在力が巨大な市場を持ち、素質が底上げしている人的資源を豊富に持ち、十数年来集積しているしっかりしている物質・技術的基盤を持ち、安定している政治的、社会的環境を持ち、もっと大事なことに、中国は自国の国情に合う正確な発展の道のりを見つけ、実践においてさまざまな矛盾、困難を解く貴重な経験を積んでいる。中国は経済・社会発展の目標を達成する自信、能力、方法がある。