中国国務院台湾事務弁公室の陳雲林主任は15日、北京でメディアに、「民進党が『台湾独立の党綱領』を放棄すれば、祖国大陸がそれと交流することには支障がない」と述べた。
陳雲林主任はその際、祖国大陸は台湾の各党、各団体、代表的な人々がわれわれと交流や対話を行い、共に両岸関係の改善や発展を推し進めることを歓迎している。どの党であれ、『92年の共通の認識』を認め、『台湾独立』に反対し、両岸関係の発展を主張しさえすれば、われわれはそれと接触し、対話する」と述べた。
また、陳雲林主任は、「祖国大陸は人為的に両岸の報道交流を制限するやり方を取らずに、逆に更に開放的な政策を取り、積極的に台湾記者の大陸での取材を奨励し、できるだけその取材に便宜を図る」と述べた。
台湾当局はこのほど、大陸のメディア新華社、「人民日報」の2社の台湾での取材を中止させることを決めた。一部のメディアは「大陸側はこのため、台湾のメディアに対して相応の制限措置を取るだろう」と報道している。陳雲林主任はこれを否定し、「両岸の報道交流に対して、祖国大陸は一貫して積極的な態度を取っている。早くも1988年に台湾メディアの大陸での取材を開放し、今までに累計で台湾記者1万人が大陸を訪れ取材した」と指摘した。
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