二階氏によると、万博は日本の隣国である中国で開催され、上海もグローバル金融センターの一つであるため、元々から、上海万博に強い興味を持っている。上海万博が成功するように、日本は積極的に参加して力を尽くす。２００５年の愛知万博の経験は、中国に役立つと信じる。愛知万博のテーマ「自然の叡智」は、上海万博で受け継がれ、広がっていく。

　金融危機と経済の不景気が、日本の出展を影響するかどうかについて、二階氏は「現在、経済は低迷しているが、日本政府は約束した内容を引き続き履行する。上海万博に対し、日本は自国で開催するように、積極的に参加して、その成功に努力する。現在、日本政府は計画通りに出展準備を推し進めており、中国側がそれに合わせて協力してほしい」と述べた。

　なお、同氏によると、日本で「上海万博有識者懇談会」を数回開き、万博日本館の設計案も発表された。日本各界の協力を通じて、日本館の展示は必ず成功すると信じる。また、日本政府は国民に上海万博を積極的にPR・紹介し、観光会社などが、日本観光客の上海万博見学を促進することになっている。

　最後に、二階氏は「共有の伝統文化で、日中両国をつながっている。万博を契機にして、両国の伝統文化が再び世界の注目を浴び、万博を素晴らしくさせる」と語った。

（編集：曹　俊）