新華社情報東京発

　日本早稲田大学が１６日に中国政府の贈った孔子像に除幕式を開催した。早稲田大学の白井克彦校長が除幕式の席で、孔子は中国春秋時代の教育家、思想化と儒家文化の創始者であり、孔子の思想は中国と日本に多大な影響を及ぼしたという。 　

　山東省副省長の才利民氏、日本外務大臣政務官の宇野治氏、日本駐在中国大使館公使の孔鉉佑氏などが除幕式に出席した。 　

　白井克彦氏によれば、昨年１２月に早稲田大学校友の福田康夫氏が孔子の故郷である山東省曲阜市を訪ね、山東各界の大ヒットを博した。今年５月、中国国家主席の胡錦涛氏がわが校を訪れ、重要なスピーチをした。中国政府が早稲田大学に贈った孔子像は深遠な意義を持ち、この孔子像は永遠に早稲田大学の大隈庭園にそびえたつ見込み。

　中国の日本駐在大使館公使の孔鉉佑氏が崔天凱大使の祝辞を読み上げた。祝辞によれば、孔子思想は我々の共同の財産であり、時の経つに伴っても、孔子思想は人と人、国と国間の関係が多くの有益な啓発を与え、社会と世界のバランスの取れた発展に深遠な意義を持っているという。 　

　山東省副省長の才利民氏は祝辞で、早稲田大学は日本の最も著名な大学の一つであり、中日教育文化の交流にたゆまぬ努力と巨大な貢献を尽くし、この孔子像は胡錦涛主席の訪日期間、中国政府が早稲田大学に贈ったプレゼントであり、山東省人民政府が孔子像のデザイン、制作と寄贈などを担当し、我々は大変光栄に存じておりますと語った。 　

　最後、早稲田大学校長の白井克彦氏と出席者が共に孔子青銅塑像を除幕した。孔子像は高さ２メートル、基座に孔子の生涯が書いてある。これは中国政府が日本大学に贈った初となる孔子像だ。