19日は2回目の世界肝炎デーである。上海では「健康を守る、B型肝炎から離れる」をテーマとする肝炎宣伝週活動が行われた。宣伝カイークスタート式が19日、松江大学城東華大学講堂で開かれた。上海市衛生局が発表したデータによると、現在、上海でB型ウイルス肝炎(HBV)のキャリアーが125万人おり、中年、青年では一定のB型肝炎発病率となっている。
世界保健機構の統計データによると、現在、世界では5億人のHBVキャリアーがおり、この数字はエイズ・ウイルス感染者数の10倍で、世界総人口の約12分の1を占めるという。毎年、約100万人から150万人がB型肝炎と関わる病気で亡くなり、B型肝炎はすでに世界的な公共衛生問題になったという。2008年、我が国では新たに117万人の急性B型肝炎患者となり、HBVキャリアーが9500人、慢性B型肝炎患者が2000万人、30万人近くの人がHBV感染と関わる疾病で亡くなり、全国でB型肝炎と肝臓病のための直接医療費用は1000億元に達し、患者の家庭や社会に重い経済的負担を負わせている。
上海市疾病予防・コントロールセンターの専門家によると、B型ウイルス肝炎は上海市の重点予防・コントロールのB型伝染病の一つである。B型肝炎のウイルスは、血液感染、母子感染、セックス接触感染と生活密接接触感染などによって人間の間で感染するという。人体がHBVに感染すると、急性や慢性B型肝炎、肝硬変、さらに原発性肝癌などの疾病を招く可能性がある。データによると、青年、中年にはある程度のB型肝炎発病率があり、現在、上海では約125万人のHBVキャリアーがおり、慢性B型ウイルス肝炎患者が26万人、肝癌患者が約4000人いるという。
(編集 王ロヨウ)
|