中国証券監督管理委員会弁公室副主任の王建軍氏は、上海市政府記者会見で、資本市場基礎施設から見ると、上海を我が国資本市場のセンターとすることは明らかなことであると語った。　

　証券監督管理委員会の上海への支持は明らかな効果を収めた。「我が国には六つの取引所があり、上海には三つある。上海証券取引所の取引額は、4月までに9.1万億元になり、全国取引量の65.8％占めた。つまり3分の2の取引量を占めたのである。これはかなり多い。先物の面でも、上海先物取引所の取引金額が全国の54％以上を占めた。これもかなり大きい比率である。その中には、私たちの潜在的な金融取引所の取引量は含めていない。機関の量から見ると、全国では107の証券会社があり、上海には14社ある。全国では61のファンド企業があり、上海には30ある」と、王氏は述べた。　

　記者会見で、王氏は「上海国際金融センターの建設は、我が国の経済発展の需要も満足させるためである。そして、我が国発展のある戦略方針でもある」と話した。中国経済の現在の規模と将来の発展には、我が国の経済発展規模、我が国の経済の発展にふさわしい金融センターが必要である、と王氏は述べた。

（編集　王ロヨウ）