中国の国務院が上海市の『南匯区を廃止し南匯区行政区域を浦東新区と合併させることについての指示』を承認し、上海市南匯区を廃止し、その行政区域を上海市浦東新区と合併させることに同意した。
新しい浦東新区は、陸家嘴、外高橋、金橋、張江の四大従来国家級開発区に、洋山深水港、上海臨港新城など急成長中の新興国家重要産業集積区が加わり、これからはさらに輝いていくと見られる。
合併前の浦東新区は、面積533平方キロメートル、人口194万人、2008年のGDP(域内総生産)は3151億元。南匯区は面積678平方キロメートル、人口74万人、08年のGDPは548億元。
(上述人口は戸籍人口です)
合併後の浦東は、面積、人口、生産総額の向上のほか、国家戦略と全般昨日におけるグレードアップの大幅な成長がより注目される。
外高橋港区と洋山深水区が上海のもっとも重要な二大港で、上海「二つのセンター」(国際金融センターと国際運輸センター」)建設国家戦略のうちの運輸センターの舞台とされる。合併後、上海国際運輸センターとの政策はインパクト範囲が広がり、二大港の間の相互補助がよりうまく行われると予測される。
上海が担当するもう一件の国家プロジェクトの国産大型機プロジェクトも、両区の合併にプラス的影響を受けることになる。
改革は、浦東新区の常例事業で、国務院常務会議がこのほど上海「二つのセンター」建設意見を審議、可決した。二大センターの舞台となる浦東新区は、これからさらに重大な使命を負うことになる。
今年は、浦東新区の「改革年」だが、「新浦東」は改革の更なる推進と、浦東改革開放、総合関連改革と上海「二つのセンター」建設という三大国家戦略の「組み合わせ」の高質実行により、中国が国際金融危機のなかでも国際経済地位の向上に、しっかりした戦略基礎を定める方針。
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