工業観光標準が不明瞭である現状に対応して、全国初の工業観光標準選考委員会が29日、上海で成立した。選考委員会は、工業観光業界標準を設定して討論し、年内に優秀な工業観光地50ヶ所を評定し、2010年万博に新しい観光スポットを作る。
現在、上海の工業観光は盛んな発展期にあり、観光スポットが300カ所あり、全国工業観光模範スポットが15ヵ所ある。しかし観光スポットの観光施設・通路見学・安全措置の設置・観光商品・サービス管理・接待プロセスといった制度などは、いっそうの規範化が待たれている。
上海工業観光標準選考委員会は、上海市経済情報化委員会・上海市観光局・上海工業観光促進センターで構成され、標準の制定・実施と採点細則・標準に達する評定・統一的な標識と証明書の授与などを担当するという。
標準は工業観光スポットのサービスの質の基本要求を規定し、観光施設・サービス項目・人員・環境・安全・衛生・管理など8つの面で、工業観光の具体的な要求を規定して展開するという。
「今年、選考委員会は上海工業観光の300ヵ所近い関連観光スポットを動員し、優秀な工業観光スポット50ヵ所を評定する。10ヵ所の優秀な観光スポットは国家級観光標準化模範地区を推薦する。最も人気がある十大工業観光スポットを作るよう計画する」と、上海工業観光促進センターの担当者は語っている。
(編集:毛玉潔)
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