東方ネット8月7日付情報:上海協力機構のメンバー国が合同反テロ軍事演習を実施。8月6日、カザフスタン共和国東部国境のウチャラル市で、演習の開始を告げる儀式の中、中国国旗が厳かに昇った。今回の演習は、上海協力機構内で行われる、初めての多国間合同反テロ軍事演習である。演習は前後二段階に分けられ、それぞれカザフスタンと中国で行われる予定。中国、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、タジキスタン5ヵ国の軍事力は、演習参加人数にして1000人余り。
2003年5月29日、中国、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、ジキスタン及びウズベキスタンの6カ国の首脳は、モスクワで上海協力機構の第三回サミットを開催した。その際、メンバー国の国防部長が会談を行い、覚書に署名した。中国、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、タジキスタン5カ国が今年8月、初めて合同反テロ軍事演習を行うとの決定は、その時のものである。モスクワ・サミットでは、6カ国は北京とキルギスタンの首都ヒシカイクに秘書処と反テロセンターを設立し、2004年1月1日までに、正式にその活動をスタートさせることを、さらに決定した。
「秘書処」と「反テロセンター」の設立及び五ヶ国合同軍事演習の実施が示すのは、上海協力機構がその関係をさらに成熟させ、国際反テロ闘争の中でより大きな役目を果たす、ということにほかならない。
(翻訳:曹 俊)
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