陸家嘴の金融貿易区の核心地区で建設が計画されている、もう1棟の超高層地上のシンボル――「上海センター」ビルは、すでに地盤の実地調査を終えた。周辺には金茂ビル、環球金融センターがある。三つの数百メートルの高層ビルは、川に近く柔らかい土にどう深く根を下ろすのか。また他のビルに影響を与えず、建設と地質の安全を確保するか。28日開かれた、「エコ岩土」トップフォーラムと上海岩土工程実地調査デザイン研究院50周年建院記念日学術発表会で、その回答を出した。
上海実地調査研究院技術総監督の顧国栄氏によると、上海の土台の土は柔らかく、地下水位が高い。浦東陸家嘴地区の第一、第二の圧力がかかる含水層は、つながっており、地下の環境条件が複雑で、高層ビルの土台が林立し、各種パイプや電線が隙間なく分布しており、地下鉄列車が通り抜けている。専門家は、同地区の岩土工程実地調査と設計の任務は難しいという。リスクを回避し、資源を節約して環境と調和するという原則に基づいて、最適な土台案を選択し、どのように、いくつ杭を打つくか、どれぐらい深い杭を打つかなど、一連の技術問題を解決する。
相次いで金茂ビル、環球金融センターの岩土実地調査任務を引き受けた上海実地調査研究院は、上海の都市建設の「地下の尖兵」と呼ばれる。すでに陸家嘴の70%近くの高層建築の建設任務に参加し、上海の柔らかい土地岩土の実地調査の各種の新記録を作っている。例えば、高さ500メートル近い環球金融センターでは、試掘の深さは277.8メートルに達し、花崗岩層0.8メートルに達することは、上海工程地質実地調査史を書き換えた。上海センタービルの実地調査方法として、同院の実地調査によると、陸家嘴に集まる三つのシンボルのような高層ビルは、完全に地下空間で調和がとれて共存できるという。
「上海センター」では、新しい土台案が採用される見込みである。金茂ビル、環球金融センターによって生まれる影響を、最も低くし、沈下などの目安も、これまでの二つビルのレベルに抑えることができ、建築業での「エコ岩土」の科学理念を実現する。
(編集:葉頁)
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