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上海 チベット行き観光 4月再開
2008 -3 - 31 14:55

 28日、29日の両日、外国の中国駐在外交官はラサを訪問し、14日のラサ暴動の中で焼かれた店舗や学校を地元で調査した。

外国記者がラサで取材

 国務院報道弁公室の組織した外国人記者取材団は27日、14日のラサ暴動事件を取材した。取材団は19社のメディアの記者から構成され、国外のメディアは、AP通信・米国「ウォール・ストリート・ジャーナル」・「USAトゥデイ」・イギリス「フィナンシャル・タイムズ」・ロシア「タス通信」・日本「共同通信」・シンガポール「聨合早報」などである。香港メディアは、「文匯報」・「明報」・「南華早報」・鳳凰衛星テレビなど、台湾メディアは中央社・「連合報」などである。その他に、「中国日報」と「北京週報」の記者2人もいた。

 過ぎ去ったばかりの週末、ラサに入ると、雪域高原特有の自然で素朴な空気を感じられた。再び開放されたポタラ宮や、ユニークな風情を持つチベット族のラブソングや透き通る紺碧の空や、余裕をもって歩く市民など、ラサでの見聞はラサの観光業がまた新たに始まると予告していた。

 チベット旅行社副総裁の劉建雲氏は、もしチベット観光が4月に順調にスタートできれば、5月には旅行社数社の観光客が再びチベットのそれぞれの観光地に来ることができ、伝統的な6・7・8・9月の観光最盛期には、非常にやりがいあることになると見込んでいると語った。

チベットは遠からず観光を回復する

 3月中旬から、チベット観光局は地元の旅行社が観光団体を引き受けることを一時停止するよう要求し、この後、上海の各旅行社も次から次へとチベットに観光団を送り込むことを停止した。しかし、ほどなく上海の市民はまたツアーに参加し、チベットへ観光に行けるようになる。チベット自治区観光局副局長のザノー氏が、このほどメディアのインタービューを受け入れた際、チベットは遠からず観光を回復し、チベットの安全・文明・健康・自然保護の観光イメージを維持し続け、一層光彩を放つと語った。チベット旅行社駐上海事務所の従業員の最近の話によると、チベット観光は4月に再開すると予想されている。

 「毎日たくさんの人が私たちにチベット観光を相談するため、いったんチベット観光が再開されると、私たちはすぐに観光団を組んで向かうことができる」。上海雅吉旅行社の責任者がチベット観光に対してとても自信があるようだ。現在チベット観光局は、まだ地元の旅行社が再び観光団引き受ける通知を発表しないが、上海市民のチベット観光に対する興味は減少していないという。「今日、20−30人の客がチベット観光を予約した。その人たちは、すべて一緒に旅に出るので、実際に旅に出る人数は50−60人前後のはずだ」。調査によると、この旅行社は昨年11月中旬〜12月の1カ月半で、1000人以上の観光客を組織してラサに向かい、往年の数倍だったという。 

 チベット側の観光機関も受け付けの再開を準備している。ポタラ宮で見たとおり、数人の補修スタッフは時間を切り詰めて宮殿を修繕し、一部の重要な経は再び整理されている。チベット旅行社副総裁の劉氏も、会社が観光のオフ・シーズンのうちに従業員に業務上の育成訓練を行い、最盛期の到来のために準備しているという。

 ラサの市街区で、道の両側のいくつか店がすでに新しいアルミ合金のカーテンを変えており、店員がにぎやかに談笑して、世間話をしていた。ラサの市民の微笑みから、ラサが昔の顔を回復していることが見えた。 

(実習編集:呉燕菁)

 
 
 

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