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社会団体・団地・社会労働者の新型事業機構が少数民族にサービス
2008 -3 - 31 15:13

 常住少数民族の人々が一番注目しているイスラム食品の供給、上海にいる少数民族が一番注目している営業許可証の取り扱い…。このほど、浦東新区の上海楽群社会サービス社がした「上海籍・上海滞在少数民族の需要・希望」という調査報告は、関係部門がより良い少数民族サービス行動に根拠を提供した。ここ数年来、上海市は社会団体・団地・社会労働者という新型の事業機構によって、少数民族に対する社会サービスを展開し、成果を得た。

 現在、上海市の常住人口の中で、53の少数民族がおり、常住少数民族の人口はすでに16万人に達した。上海市宗教委員会は2007年、浦東、盧湾などの区の少数民族に対し、専門的な社会サービス労働者の項目のテストを行い、市政府がそのサービスを購入する形式で、上海籍の少数民族や上海に滞在する少数民族に的確な社会サービスを提供する。

 昨年8月、上海楽群社会サービス社は、10人のトレーニングに合格した労働者を増やし、浦東の陸家嘴・イ(水偏に維)坊・洋・塘橋・花木などの五つの町で資格を取り、仕事を始めた。地元の少数民族が一番関心を持ち、一番ストレート、現実的な利益に関する問題を充分に把握するために、10人の労働者は関係ある全面調査を行なったのだ。結果として、副食品の補助金・良質のイスラム食品・価格・小売店数などが少数民族住民に一番注目されていた。そして営業許可証の取り扱い・医療保障・権利保障・トラブル仲裁法・援助要求方法などは、上海に滞在している少数民族の人々が一番関心を持っている問題だった。

 上海に滞在している少数民族の中で、回族・ウイグル族などのイスラム食品を食べる人が多数を占めている。安心して牛肉・羊肉を食べさせるために、上海市では、イスラム牛肉・羊肉の市場、軽食街、スーパーなどの施設を作り、イスラム食品の供給を保証した。

 昨年末までに、上海市ではイスラム食品の供給小売店は全部で1598店となり、中心部の各町にも供給店があり、商業・観光センター、交通機関中枢にもイスラム飲食店がある。同時に、そうした飲食店の環境もより改善され、経営レベルと収容能力も明らかにアップした。

 団地の民族サービスは、上海市の民族サービスの重要な部分である。上海市民族宗教委員会の推進で、団地の民族サービスは全市19区・県の200カ所以上の町・鎮にまで広げ、形式も最初の現金補助から、団地と少数民族の相互サービスになった。一方、団地を奨励して資源を利用させ、学校との相互援助を進め、企業と手をつなぎ、軍の部隊と共同して建設するなどの形で、少数民族の人々に再就業・住宅問題を解決し、商売・就職などのチャンスを提供する。もう一方で、団地の少数民族の住民を導き、積極的な団地建設に励んだ。統計によると、この5年間で、上海市は計400万元を投入し、1万人以上の人を補助した。家族の生活困難な状況に対し、各関係部門が証明を出し、子供の入園・入学に便利させ、貧困から脱却することに条件を作った。

 2006年から、上海市は12の少数民族の人数の多い、基礎建設の良い町で、団地政治サービス・現場サービス・電話相談・民族サービスの窓・24時間少数民族サービス・権利保護ホットライン・少数民族滞在者連絡処を成立させ、さまざま実状に適合してきた。

 民族サービスで「死角」が残らないように、全市範囲内で徐々に健全な民族服務ネットを建設し、充分に社会団体が党と市政府の橋の働きを発揮している。

(実習編集:王 燕華))

 
 
 

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