学界、政界と実業界のエリート300人近くが、5月に上海で頭脳と観点による激論を行う。復旦大学が23日明らかにしたところによると、「上海フォーラム2007」が、5月25日から27日にかけて復旦大学で開催される。ノーベル賞受賞者と複数の国の閣僚級の官僚を含む各界の有名人が復旦に集まり、「経済のグローバル化とアジアの選択」をめぐって討議を行うという。
復旦大学によると、「上海フォーラム2007」の参加者の中には、国連事務次長のハンス・フォン・キンクル氏、ノーベル経済学賞受賞者のマイケル・スペンサー氏などがいる。博鰲フォーラムに比べ、上海フォーラムは主に、学界の代表を主としており、参加者が学術的かつ展望的な学術観点をより多く打ち出し、さらにこれらの観点はより独自的なものであるという。責任者によると、参加者らの熱情と努力があれば、10年足らずでダボスフォーラムを超え、世界で最も著名な経済フォーラムになるとしている。
今回のフォーラムは、人民元相場、東アジアの金融と通貨協力、世界の気候温暖化とエネルギー消費、中国とインドとの飛躍など当面のホットな話題に焦点を合わせる。また、フォーラム閉幕時に、初めて「上海フォーラム・コンセンサス」を発表し、アジア各国の政府と企業のために、施策の参考と発展の提案を提供するという。
(編集:高冠毅)
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