ニュージーランド航空会社は７日、上海で正式に「上海―オークランド」の直行便を開通した。中国大陸で初のニュージーランドへの直行便でもある。

　ニュージーランド航空は、同路線でボーイング７７７を運航させ、片道の飛行時間は約１２時間で、週に６便運航する。就航特恵期間中のチケット最低価格は７１００元である。これまで、中国大陸の乗客がニュージーランドへ行く場合、香港或いはシンガポールなどを経由しなければならなかったが、７日からは上海から直接行くことができるようになった。

　権威のある資料によると、中国は、すでにオーストラリア、アメリカ、日本に次いで、ニュージーランドの４番目の輸出市場、オーストラリアとアメリカに次いで、３番目の輸入国になっている。ニュージーランドから中国に輸出される商品の種類は多く、主に林業、海産物、機械、アルミニウムとハイテク製品に集中している。中国から輸入される商品は、電子機械と設備、繊維製品、アパレルと靴、玩具などであるという。

　上海の観光業関係者によると、２００５年、上海とニュージーランドの貿易増加率は４０％に達し、今年前９カ月の増加率も１０％に達した。ニュージーランドのキウイフルーツ、乳製品などの食品が、上海の市民に好まれ、市場占有率は年々増えている。上海―オークランドの直行便の開通は、中国とニュージーランド間の商業・貿易往来と観光業の発展にプラスとなると見ている。

（編集：高冠毅）