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マレーシアの液化天然ガス 2009年から上海へ供給
2006 -10 - 31 17:06

 東シナ海平湖油ガス田、「西気東輸」プロジェクトに続き、海外からの天然ガスも上海に供給されることになる。上海市の関係部門が30日明らかにしたところによると、上海液化天然ガス会社はこのほど、マレーシア液化天然ガス会社と『液化天然ガス調達・販売契約』に調印し、マレーシア側は、2009年から上海へ液化天然ガスを供給することになった。2010年までに、上海の天然ガスの供給量は、2005年の18.7億立方メートルから55億立方メートル〜60億立方メートルに増加する見込みであるという。

 今回調印された調達・販売契約の期限は25年間である。契約によって、マレーシアは、2009年から上海へ液化天然ガスを供給し始め、数量は110万トンから年々増加し、2010年以降、年間300万トン(約40億立方メートルの天然ガスに相当)の供給量を保証するという。これまで、中国とマレーシアの間で最大規模の経済・貿易契約であり、中国とマレーシア両国がエネルギー領域で協力を展開することになっただけでなく、上海のエネルギー構造調整の加速、省エネルギーの推進、エネルギー供給の安全性のアップなどで新しい力強いサポートが増えたことになる。

 推計によると、上海市で10億立方メートルの天然ガス消費量が増加すると、約50万トンの標準石炭エネルギーを節約することができ、GDPのエネルギー消費も0.4%下降する。同時に、天然ガスが燃えた後に出て来る有害物質の数は、その他の燃料よりかなり少なくなり、ガス中毒事故の発生率を有効に減らすことができるという。このため、上海は、エネルギー発展「第十一次五カ年」計画で、天然ガスの上海市エネルギー供給総量における割合を、これまでの3%から7%まで増加させることを明らかにした。

(編集:高冠毅)

 
 
 

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