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上海 南匯廟港と金山辺灘で自然保護区を建設(写真)
2006 -3 - 11 15:58

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 上海市緑化管理局が9日明らかにしたところによると、「第十一次五カ年計画」期間中、上海は全市の自然湿地の保護率を現在の22%以下から30%まで高めるため、杭州湾沿岸の南匯廟港と金山辺灘という2カ所の湿地自然保護区を新たに建設する計画という。

 上海市は揚子江と東シナ海に近く、豊かな湿地資源を持っており、「湿地に作られる都市」と呼ばれている。上海市緑化管理局野生動物・植物保護所の謝一民氏によると、上海には自然湿地約32万ヘクタール、人工的湿地約37万ヘクタールがあり、そのうち、揚子江河口の湿地面積は21.5万ヘクタールに達し、全世界200カ所の生態区域の一つとされているという。

 専門家によると、湿地は淡水資源の貯蔵庫であり、豪雨や過剰雨水を蓄えるだけでなく、中流と上流の洪水の氾濫季節に、水量を調節し、洪水や冠水災害をコントロールする役割を果たすことができるとしている。

 毎年、揚子江河口の自然湿地は1万トン近くの水産物を提供し、多くの珍しい水産物の品種保護区である。数年来、上海は、自然湿地の保護力を増大させ、さらに揚子江河口の九段砂、崇明東灘に2カ所の国家クラス自然保護区を作り、西太平洋沿岸で最大の渡り鳥の飛来地になっており、毎年ここで越冬した水鳥は4万羽以上だった。一方、杭州湾にある自然湿地の面積は開発に伴って減り、生息する多くの渡り鳥の内陸移住をもたらした。鳥類のために一定の生存空間を残すため、上海は「第十一次五カ年計画」期間中、南匯廟港と金山辺灘で2カ所の鳥類自然保護区を作り、自然湿地の保護面積260平方キロメートルを増やすことになっている。

(編集:高冠毅) 

 
 
 

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