このほどエジプトで起きた海難は、人々の海難救助への関心を引き起こした。上海船舶設計研究院が7日明らかにしたところによると、同研究院が自ら設計した中国で最も先進的な14000KW海難救助船の建設プロジェクトがこのほどスタートしたという。これまで設計され、運行開始した6000KWと8000KWのシリーズ救助船に加えて、上海船舶設計研究院が設計した救助船は、すでに国内において専門的な救助船のメイン船型になり、中国の海難救助能力を高めた。
建設中の14000KW海難救助船は、全船溶接接合の鋼質の船であり、全長109.7メートル、幅16.2メートル、最高航行スピードが22海里/時間となっている。完成後、同船は中国の救助システムでサイズと効率が最大で、装備が最も先進的、救助機能が最も揃っている海難救助船になる。100人が乗船でき、12級の風、14メートルの波でも安全に航行することができるという。
その他、救助任務をより良く遂行するため、同救助船はまた、70−80メートル以上投げられる救命胴衣、航行スピード35海里/時間の高速ボードなどの高性能で専門的な救助設備を配置している。「第十一次五カ年計画」期間中、中国は27隻のこのような救助船を造船するという。
(編集:高冠毅)
|