１．上海国際航運センターの建設で重要な成果

　１２月１０日、洋山深水港区一期プロジェクトが開港し、保税港は閉鎖運営している。上海国際航運センターの建設に重要な成果をもたらした。１２月２２日、プロジェクトの総投資額が１９７億元である浦東国際空港の拡張プロジェクトが全面的に着工し、T２ターミナルの竣工と現在使用中のT１ターミナルは、年間６０００万人の旅客を受け入れる能力を持つようになる。

２．中国人民銀行上海本部、設立

　８月、中国人民銀行上海本部が浦東で設立された。上海金融センター建設を進めるシンボル的な措置である。上海本部は主に市場調整を担当し、上海貨幣市場、手形市場、外貨市場の整備と発展を直接的に促進し、金融製品の革新、機構集中とリスク防止を直接的に推進することができる。

３．「三つの主」、上海不動産が健康的、安定的な発展を推進

　上海は『住宅価格をしっかりと安定化させる国務院の通知』と建設部など７部・委員会の『住宅価格を安定化させる活動についての意見』を徹底的に貫き、「居住、市民消費、普通分譲住宅を主とする」ことを堅持し、立退き関連分譲住宅と中低価普通分譲住宅建設に力を入れることなど一連の措置を拡大し、上海市不動産市場が安定的に発展することに積極的な役割を果たした。

４．上海、非公有経済の発展を促進する３８件の実施意見を提出

　４月、上海は「平等な待遇、開放な分野、産業をガイド、構造の調整、革新サービス」に基づき、非公有経済の発展を促進する３８件の実施意見を出し、非公有経済の新たな発展の契機となった。非公有経済の成長スピードは顕著に速くなり、産業分布が日増しに多元化し、第２次、第３次産業で占めるシェアも年々に高まり、税収への貢献も拡大し、就職率が高くなり、科学技術型企業がさかんに発展している。

５．十大プロジェクトが稼動または竣工、上海現代製造業のレベルが高まっている

　６月、中国石油化学工業の対外開放はもう一つの重要な成果を上げた。上海賽科の９０万トンエチレンプロジェクトが稼動した。１１月、上海平板ディスプレイヤ−基地が設立され、上海NEC液晶ディスプレイヤ−有限公司が竣工した。上海は「第十一次五カ年計画」の間の累計投資額は６０億ドルで、高中低級TFT-LCD液晶ディスプレイヤ−産業群を建設し、国内のこの分野での産業空白を埋める。

６．上海　現代サービス業集中区の建設をスタート

　１２月２１日、漕河��現代サービス業集中区の建設がスタートした。これをシンボルとして、上海は約２０の現代サービス業集中区を建設し、現代サービス業の発展を速め、特色とブランドを形成しせ、「第十一次五カ年計画」で、上海は産業構造の調整で重大な突破口となるよう力を入れる。２０カ所の現代サービス業集中区は２００６年に全面的にスタートし、２００７年で段階的な成果を上げ、２０１０年、基本的に完成する計画である。

７．上海の援助資金と援助建設プロジェクトが史上最高

　２００５年、上海の援助資金と援助建設プロジェクトは史上最高となった。八つの援助地区に与えた資金は３．２９億元で、無償で４４８件のプロジェクトを建設した。２００５年、上海は各地との提携プロジェクト３３９件に調印し、資金は４７９．３億元になった。各地は上海で１００％の企業または持ち株企業を設立した、かつ登記資本が１００万元以上の企業が１２５４８社あり、登記資本が４０３．４８億元だった。

８．上海：環境保護電力メカニズムを推進

　６月、上海の１５社・機構は上海市電力会社と、環境保護電力を購入するという電力協議書に調印し、上海は発展途上国で、環境保護電力というメカニズムを先行して実施する都市となった。

９．上海企業、海外での買収テンポが加速

　上海企業の海外における買収テンポが速まっており、買収規模が日増しに拡大し、プロセスが日増しに優良化し、収益も顕著になっている。上汽グループがローバーを買収することについて、６７００万英ポンドでその核心技術を購入した。華盛、新時達、上工株式、上海機床などの上海企業はドイツの企業、上海電気は日本の企業を買収した後、整備して、利益を出した。

１０．中枢型、機能性、ネット化の重要プロジェクト建設、大きな進展

　中枢型、機能性、ネット化の重要プロジェクトの建設が竣工、またはまもなく竣工する。そのうち、上海国際航運センターの建設が大きな成果をあげ、鉄道南駅、浦東空港の二本目の滑走路など８件のプロジェクトが竣工し、中間環状線の一部が貫通し、翔殷路トンネル、蘇州整備２期などプロジェクトは最終段階に入り、鉄道交通は年末までに、環状線として運営され、高速道路の延長は５６０キロとなり、浦東は鉄道のない歴史を終える。

（編集：曹　俊）