華東師範大学は在校生300人を対象にして、「伝統文化と大学生の認知」というアンケートを行った。7日に発表された調査結果によると、全体的に見て大学生は社会において伝統文化の影響力を肯定し、中国の伝統文化の未来は明るいと信じていることが分かった。しかし、「聞鶏起舞」(志のある者が時至って奮起すること)、「投筆従戎」(文人が軍人になること)、「三顧茅廬」(何度も礼を尽くして誠意を示すこと)など、故事成語の意味を知らなかった学生は16%おり、81%は古典演劇に興味がないと答えた。
また、ほとんどの大学生は中国の伝統分化と歴史を勉強する必要があると思っていることも明らかになった。そのうち、「十分に必要」と答えた学生が全体の41%で、最も多かった。
伝統文化を体得する方法については改善が必要だ。学校は伝統文化と歴史を習う主要な場所だが、効果はあまり出てこないことも調査からわかった。「聞鶏起舞」「投筆従戎」「三顧茅廬」。この三つの故事成語についての調査によると、68%は「ちょっとだけ知っている」、16%は「全然知らない」と答えた。
四大文学の名著(紅楼夢、水滸、西遊記、三国史演義)について、「読んだことはない」「読んだことがなく、これからも読むつもりはない」と答えた人が5%いた。「何度も読んだ」「みな読んだことがある」「中の一、二冊は読んだ」人の割合が21%、32%、43%となっている。
伝統文化の芸術部分では古典演劇について聞いた。81%の学生は演劇に興味がないと答えた。大好き、あるいは大嫌いと答えた人は少なく、それぞれは4%と5%だった。
(編集:劉瑩ショウ)
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