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初の院士展覧館が楊浦区の黄興公園で近くオープン
2006 -1 - 1 13:21

中国工程院院長の徐匡迪氏が名づけた「上海・院士風采館」が、このほど楊浦区の黄興公園で落成し、近くオープンすることになった。国内で初めての両院院士(中国科学院と中国工程院)の展示館である。中国の両院院士の制度と世界の主要な国家の院士制度を理解したいならば、展覧館1階ホールで調べることができ、そして、模型、標本、画像を通じて、我が国の「原子爆弾、水爆と人工衛星」「人工合成の牛インシュリン」などの重大な科学技術の成果を理解することができる。

 

  展示館の外形は陳逸飛氏の絶筆

 

「上海・院士風采館」は黄興公園の国順東路の表門にあり、建物は二階を分けられている。正面から見ると、建築面積約3000平方メートルの展示館の外形は、開いた本に似ている。簡潔、明快で、荘重、優雅な建物の造型は、1冊の「開いた大書」で探求、追求する科学的な精神を示している。展示館によると、外形は逝去した有名な視覚芸術家の陳逸飛氏の絶筆の作品である。亡くなる前の6日間、病床で展示館の外形の設計図を書いたのだ。陳氏のわずかな建築芸術の作品の中で、知識革新区に保存されているもが二つあり、「上海?院士風采館」と五角場ロータリーの中にある大型7色の彩色卵である。2件の作品は、すべて楊浦知識革新区の標識になり、革新し、進取し、探求することを象徴する。

 

全力で資料を収集

 

「愛国精神を発揚し、科学技術の頂点に登る」―――中国科学院院長の路甬祥氏は、展示館に激励の言葉を書いた。中国科学院と工程院の強力な支持のもとに、上海市党委員会組織部は、院士関連資料収集に努力し、これまで、すでに30人近くの院士の録音と録画、文献、図表などの資料を収集し、蘇歩青、李国豪、汪猷、謝希徳、談家驕A銭偉長、厳東生ら科学者の筆跡と実物資料を収集した。これらの資料は2階の「星の輝き」展覧区で六つの部分を分けて展示されている。名高い科学者が志を立てて、国の為に尽力し、人を飽きさせることなく教え導く精神を表す。両院の院士は大部分が高齢で、業績は市級の文献資料として、「上海?院士風采館」は、青少年を教育し、育成する生き生きとした教材にして、知識を重視し、人材を重んじて、創造を尊重する社会の雰囲気を作るように全力で、資料を収集している。展示館には、5台のマルチメディアの対話装置があって、見学者に200人近くの院士の学術成果と基本的な状況の調査に供される。

 

16人の院士に向かって対話する

 

「上海?院士風采館」は、ハイテクの手段によって、国内で初めて「模擬ショー」の形式で展示する。見学者が「院士を訪ねる」という第3の展覧区に入ると、暗い光線の空間があり、人と同じ高さのガラスが立っていて、見学者が近付くと、16人の院士が順々に、「不思議」なガラスの中から出て来て、1人3分間、分かりやすい言葉で、見学者に各自の学術思想と人生観などを紹介する。見学者がガラスのカーテンウォールを離れると、院士の影はすぐ消えてなくなるという。

 

(編集:沈偉麗)

 
 
 

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