上海市黄浦区衛生監督当局は1日、出稼ぎ労働者の集中地―建築現場で「性病、エイズの予防知識」の授業を授けると同時にコンドームも無料で発給した。
上海では建築現場で「性病、エイズの予防知識」の授業を授けるやコンドームを発給したのは初めてと見られる。
黄浦区衛生監督当局はまた、近く区内における団地や駅、港など出稼ぎ労働者の集中地へ「性病、エイズの予防知識」宣伝資料を配ると明らかにした。
当面、上海には推計100万人以上の出稼ぎ労働者がいる。上海科学院が昨年、上海市内に出稼ぎにきている未婚女性1000人を対象に調査を行った。その結果、47.4%が妊娠の経験を持ち、さらにそのうちの4割が自分で薬を飲んで中絶したり、診療所などで人口流産を行っていた経験があるという。とくにこれら若い未婚女性に関しては避妊に関する知識が少ないほか、売春や不特定多数の男性と性交渉をもつなど、一種の社会問題化している。
(章坤良 写真:東方ネット)
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