ニュース 上海概観 生活情報 ビジネス情報 留学
 
トップページ>>ニュース>>上海
 
上海の「身長」 年に1センチメートル低く
2005 -10 - 31 14:22

 このほど開かれた第七回国際地盤沈下学術シンポジウムによると、地下水の汲み上げ、高度な都市化の影響で、上海市の地盤は、年平均で10ミリメートル沈下している。現在は、比較的良い管理状態であるにもかかわらず、2020年までに、上海市は引き続き高い地盤沈下スピードが続いており、全市の累計地盤沈下量は平均で71.46ミリメートルに達していることが分かった。

 地盤沈下は、人類が直面する環境安全問題の一つであり、今の社会生活に対する影響もますます大きくなってきた。現在、中国の計16省の100都市で、ある程度の地盤沈下が発生している。上海は1921年に地盤沈下が発生してから、もう80年以上の沈下歴を持っており、無秩序の地下水汲み上げから科学的計画的な汲み上げの段階を歩んできた。ここ数年の地盤沈下の予測結果によると、地盤沈下に対し、都心地域、浦東新区などよく地下水を汲み上げ、高度に都市化された地域は深刻な状況にある。2020年までに、上海市の地盤沈下の深刻な地域は、主に黄浦区〜楊浦区(900ミリメートル)、浦東の陸家嘴(1100ミリメートル)、浦東の高橋(824ミリメートル)、唐鎮(306ミリメートル)、閔行の華漕(811ミリメートル)などの地域に分布しているという。

 上海は、全面的かつ系統的に地質の環境条件、地盤沈下の影響要素、予測・予報などの多項目の総合的な基礎調査と特定テーマの研究を展開しており、さらに全市の地盤沈下に対するオートメーション化した早期警報と予報システムプロジェクトを次第に完備し、地盤沈下を効果的にコントロールするようにしている。

(編集:高冠毅) 

 
 
 

このウェブサイトの著作権は東方ウェブサイトにあります。掲載された文字や画像などの
無断転載は禁じられています
本ページにについてご意見やご感想はtoukou@eastday.comまでお送りください