東京大学総長の小宮山宏氏
9月23日、復旦大学の100周年記念日にあたり、海外の名門大学学長によるフォーラムが開催された。東京大学総長の小宮山宏氏がスピーチし、テーマは「都市発展と環境における大学教育の役割」である。
同氏はスピーチの中で、「都市発展のプロセスで、基本的な資源は重要だ」と「東京での各種チャンス、新キャンパスの発展」に触れた。
基本資源について、同氏は国家の発展程度ついて語った。発展途上国が直面する問題は、人口急増で、都市のインフラと社会システムの発展を制限する。一方、先進国が直面する問題は、人々のハイレベルの生活を維持すると同時に、環境の負担を減少させ、都市の持続的発展の可能性ということだ。
東大総長・小宮山宏氏をインタービューする本ネット記者章坤良氏
(本ネット記者章坤良氏は東大総長・小宮山宏氏のインタービューが 26日朝、掲載する予定だ。)
都市の持続的発展の可能性に対し、どうすれば貢献できるか?小宮山宏総長によると、まず、新しい学科を創設し、知識構造を組み立てなければならない。学科にまたがって創設する必要がある。しかし、都市によって、それぞれの特色がある。都市の発展は社会文化の発展の多様性と関わり、都市は自分の特色を理解しなければならない。そして、世界との提携も必要だ。東京大学にはAGS(グローバルな持続的発展の可能性連盟)というプロジェクトがある。そのプロジェクトは10年間の歴史があり、4カ国と提携し、「研究」「社会との連絡」「教育」という三つの目標がある。もう一つのプロジェクトはTHP(東京の排気ガスを半分に)だ。どうすれば、環境への影響を小さくすることができるかを研究している。新しいキャンパスの発展も紹介した。そこで、環境研究学科を設置した。
最後に、同氏が書いた二つの本が出版される予定であることを明らかにした。その一つは持続的発展を促進することについての本で、すぐに中国版も出版するという。
(曹 俊 写真も)
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