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国際乗船客運送センター 再来年竣工の見込み
2005 -6 - 27 13:34

2007年から後、上海に到着する豪華客船は上海で一時的に停泊するだけではなく、北外灘を長期的な停泊港として、上海から出発する観光ルートを開発する可能性もあると24日、虹口区政府が開催した記者会見で明らかにされた。同記者会見によると、国際客船の停泊に用いられる上海国際乗船客運送センターは、計画によって2007年年初に北外灘の元高陽路埠頭に建設される。長さ850メートルの岸壁には、3隻の7万トン級の豪華客船が同時に停泊できる。上海国際乗船客運送センターは国際客船の主要港になることを目指している。

 

待合室を空港のターミナルビルのように建設する

 

同乗船客運送センターは乗船客が客船に乗る前の待合室と言える。北外灘開発事務所によると、東大名路以南、高陽路の延長部分から虹口港までの間に、国際乗船客運送センターが建設され、上海市の新たなシンボル的な建物となる。外観は宇宙の無重力状態にある水玉に似ており、約9万平方メートルの濱江緑地が中心部に作られる。

 

「水玉」の地下部分は三階あり、駐車場と車両の通路がすべて地下にあり、通関・検査・検疫および荷物の受け取り場所なども地下に設けられ、乗客は手続きを終わった後、気軽にエレベーターに乗ってガラス構造の全透明ホールに到着する。

 

国際客船の主要な停泊港になる

 

「上海国際乗船客運送センターの目標は国際客船の主な停泊港になることである」。関係者によると、国際慣例では、港湾は主要港、停泊港、埠頭の3種類に分けられ、主要港は国際豪華客船が長期的に停泊できる港である。

 

国際乗船客運送センターが建設されると、主要港になる条件ができ、たとえば年間乗客数は100万人に達するようになる。上海を中心として旅行コースを開発するにも独自の優位性が生まれ、豪華客船はここから出発すれば、48時間以内に日本、韓国、中国香港などに到着できる。

 

スーパー大型客船をやはり収納できない

 

この国際乗船客運送センターは、上海の客船経済を振興できると期待されるとともに、いくつかの不足な点も確認された。今年4月に、スーパー豪華客船のサファイア・プリンセスが2800人の欧米観光客を乗せて上海に来たが、北外灘で停泊できず、外高橋の埠頭に停泊するほかなかった。観光客は市中心部へ観光に行くためバスに乗らなければならなかった。建設されるこの国際乗船客運送センターの中心埠頭も、やはりスーパー豪華客船を収納できない。

 

また、中国の関係法律によると、中国国民は国際客船に乗ると出国扱いとなり、埠頭に上陸すれば入国扱いとなり、繰り返し客船に乗ったり降りたりすることはできない。この規定があるため、上海に停泊する客船は、ほかの都市を観光することができず、国際客船は中国のそれぞれの港に停泊しなければならず、関係部門の許可を得る必要があった。

(編集:楊 李)

 
 
 

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