今年「五一」(中国のゴールデンウィーク)に、上海は旅行ブームを迎える見通しだ。
「五一」前後には世界卓球大会や国際モーターショー、等大規模な試合と展覧会が開かれ、上海の街に華やかさを添える。
上海はもっと多くの観光客を招く余裕があり、上海から外地へ観光に行く人も昨年より増加する見通しだ。5月1日の上海のホテル予約状況は満室率65%であり、旅館の満室率72%とまだ余裕がある。交通局の予測では一方、「五一」期間に上海を訪れる人は8940万人だという。
目立つヨーロッパ旅行
欧州旅行が目立つのも「五一」の旅行ブームの特徴であり、フランス、イタリア、スイス、等が旅行先に挙げられる。近年特に東欧への旅行が徐徐に増加しており、現地の自然と景色を堪能する。但し、ビザ申請に大変時間がかかり、さらに航空便が少なく、チケットも高い。尚、インドネシアの震災から快復の兆しが見えるタイには旅行者の足が少しずつ戻りつつある。
マイカー旅行
上海中心から400キロ程、自動車で4時間の江浙皖?は上海人のレジャーを満喫する「観光域」になっている。「五一」にマイカーを持つ多くの人たちがドライブして旅行する。連休期間の航空チケットは10%―15%の値上がりであるが、マイカー旅行に出かける人も多い。マイカー旅行も遠出が増加して、以前2、3日であったのが、今では3,4日に伸びている。行き先も自然の多い場所で、都市に住む人が自然の空気を満喫してリフレッシュする傾向にあるといえる。
(編集:松田篤児) N
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