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上海で最大規模の住宅ローン保険の取消風潮 1四半期の件数が2007年を超え
2008 -3 - 20 15:58

 一方では、激しく湧き上がってきた保険取消のピークになり、一方ではゼロに近い上昇率になり、上海の住宅ローン保険業界は、赤字の厄介な情勢を直面している。関係統計によると、1四半期がまだ終わっていないが、住宅ローン保険の取消金額はすでに2007年の1年の総量を超えるという歴史的にも稀な状況になっている。同時に、上海市の開発企業と不動産会社の関係者が明らかにしたところによると、現在、上海の中古住宅市場で、住宅保険を購入した顧客はほとんどなくなり、一部の保険会社は開発企業と連携し、新規市場で新取引先を得ようと図っている。

期限前の返金 大規模な保険取消

 関係データによると、2008年以来、上海の住宅ローン保険収入は1256.82万元となり、2007年同期比で1368.22万元減少した。住宅ローンが半年もマイナス成長が続いてきたため、上海の財産保険会社は仕方なく住宅ローン保険業務を縮小した。現存の15社の保険会社では、住宅ローンが赤字になったのは、すでに現有の7社から9社に拡大したという。少数の損失になっていない会社にしても、最高収入は61万元にしか達しておらず、損失の一番ひどい保険会社は、461万元の赤字になった。上海のある不動産会社は、2007年に数百室の中古住宅を成約させたが、その中で、ローン保険を購入した顧客は10人足らずで、住宅ローン保険は、実際に中古住宅から撤退したこととなった。

 007年から、北京・南京・広州・厦門・杭州以内の不動産産業の発展が速い地域では、すべて大量の住宅ローン取消を受けた。業界関係者が明らかにしたところによると、現在、市場に出現した住宅ローン保険取消の顧客は、ほとんど2006年以前に売買住宅を購入した顧客であり、ローンを全部返済した後、住宅ローンを取消し、あるいは分譲住宅を売った後、保険をキャンセルしたものである。銀行がすでに住宅購入者に保険を購入することを強制しないため、新規購入者は改めて住宅ローン保険を購入する意欲はなく、住宅ローン保険業はすでに日々に衰退してきた。

保険会社は割引サービスを強め 住宅ローン保険を救おう

 赤字の情勢を救おうとし、新規保険商品が打ち出された。保障範囲にしても、補償の合理性にしても、かなり改善されている。

 保険業界の関係者は、「これらの新たな商品は、必ず購入者の心を打つとは限らない。顧客は相変わらず住宅ローン保険が強制的に購入されたと思っている。しかし、いかに情勢が悲観的であっても、昔の顧客を取り戻すことは可能と思う。何といっても顧客にとって、取消は相当な損になるからだ」と意見を示した。住宅ローンの関係規定によると、契約期限前に取消すと、保険の購入者は違約金を支払うことになるという。

 平安保険会社の責任者が明らかにしたところによると、2008年から現在に至るまで、平安の住宅ローン保険の取消情況は2007年より好転し、特に新規売買住宅の市場である。会社はすでに手段を用い、取消の風潮に対応しているという。まずは、仲介会社を通し、開発企業と連携し、開発会社側が購入者と保険の購入の約束を任せ、つまり住宅ローン保険をローンの条件とする。ローンを背負っている顧客に対し、保険を保留させるように勧める。そして、現有の保険内容の上で、家財産保険・交通事故保険などをプレゼントとするという。

(実習編集:王 燕華)

 
 
 

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